第21回『粘着質なお客さま』

みなさま、粘着質なお客さまに当たったことはありますか？私はどんなに理解に苦しむお客さまでもたいていは大丈夫でした。漫画の客以外は大丈夫だったかな。だって同じ人間なんだもの！こちらが誠意を持って向き合えば、傷つけてくる存在では決してないのです。

というのも、そもそもお客さまというのは奥ゆかしいものです。嬢のことを気に入っていればその分だけ、控えめになるものです。なぜなら嫌われたくないから！勢いあまってストーカーのような行為をしてしまおうが、メールを何百通も送信しようが、「嫌われたくない」という根っこの部分は一緒です。

彼らにとって無視されるのが一番つらいことなので、先のような行動に出られないように、程よく操縦しつつ放置することがベストかと思います。期待させすぎるのも悪。そんなことしてたら客に刺されても文句言えませんもん。「無理だろうなあ。でも、もしかしたらいけるかも？」と思ってもらえるのが理想☆色恋営業が苦手？こんなものは色恋営業には入りません！「好き」だとか「付き合おう」とかがそれであって、これは恋人接客の雰囲気を演出してるだけ！仕事の一環です。好かれた方が仕事時間内も精神的に楽ですしね。

あーもう、そんなことは客だって多くは分かっているはず！しかし世間は広いものですね。何をもって常識というのか私が大声で言える立場ではないですが『ギャラを払っても彼女と言えちゃう』精神は普通ではない！（愛人契約の隠語であるなら別だが、こいつはおそらく違う）そんな方に私の真っ向勝負などきくはずなく、相手をしても文句、無視しても文句と散々な目にあいました。

まあ仕事用携帯＆偽本名＆偽住所を用意してれば問題ありません。男というものは、たいていが【粘着気質】である中で、たまに【真性粘着質】もいるんだな～というお話でした。お気をつけを！